プレゼントもらった!
私27歳男性、ここ半年間ほど人の財布を使っている。
いや、別に盗人なわけではない。断じてない汗
半年程前、大好きな先輩からいただいた財布が壊れてしまい、仕方なしに嫁の財布を強奪(拝借)し、これまで使っていた。
そうそう、私には嫁がいる。タイ人の嫁がいる。
正確にはこれから嫁になるのだが、それはまた今度記事にしよう。
しかし半年も使ってはいたが、借り物はやはり借り物の様で、なんともしっくりこない。
財布が早く、母の元へ帰りたいようにも感じる。
そもそも私は、自分で財布を買ったことが無い。
これは高校時代、雑誌を読んでいる時に、漢、長瀬智也さんがコメントしていた。
「僕、財布買ったこと無いんですよ〜。ほら、財布って人からもらった方が良いって言うじゃないですか〜。」
という一文を、27歳になった今でさえも信じているからだ。
そう。科学的理由など無い。無理やり科学的に言ったらプラシーボだ。
今では自分でも、何故信じているのかさえわからない。そうこの男ピュアなのである。
未だ心は17歳なのである。
そんな中、昨日の夜、嫁が帰って来てからソワソワしていた。
あきらかにソワソワしていた。
「どうしたの?」
と聞いても、
「なんでもない!」
と何故か怒られる。触らぬ神に祟りなし。
とりあえずそっとしておこう。
シャワーを浴びながら「昨日のヨーグルト全部1人で食べたのがいけなかったかなぁ」などと考えて、新しいヨーグルトを買ってくる決心をして風呂場を出ると、
嫁が満面の笑みでこちらを見ている。
「何を企んでいる。。。」
不信感maxで私が眺めていると、
嫁が近寄ってくる。。
右足を一歩下げながら、身構える私に、
「プレゼント!」
その手には革製の新品の財布が握られていた。
天使である。
我が嫁、
天使である。
見よ、このフォルム。
完璧である。
忘れっぽい私のことを、思ってか革製のチェーンまで付いている。
完璧である。
私が革製品が好きなのも知り尽くした上での一品である。
我が嫁、完璧である。
私の好みをしっかりと見抜いたこのデザイン。
ジップを壊しやすい私の為に、小銭入れはボタン式である。
無事嫁の財布は、嫁の元へ帰り、新たに私のパートナーが出来たのであった。
大事に、永く永く使っていこうと思う。
完璧な嫁よ、ありがとう。
因みに、全裸でプレゼントを貰ったのは、人生で初めてである。