縁の下のリオ

バンコクに住む平成ボーイが綴る、日々、研究、店舗、などなど

タイ人相手の買取は大変だ。

タイ人相手の買取は大変だ。

大変というより、気疲れする。


査定額を1つ1つ伝えると、
毎度毎度

『ええ!?』

『Ha!?』

『舐めてるの!?』


みたいなニュアンスで、叫ばれる。



勘違いしてはいけないのが、これは本心ではなく演技なのである。(ほとんどが)


こちらも、買わねば売れないので、

『じゃあいくらくらいを考えてる?』

とか

『じゃあこのくらいならどう?』


と値段を上げたり、少し探ったりしてみる。


そうすると大抵、深い溜息か、軽い笑いの元に一蹴されてしまう。


そしてあり得ない値段を提示して来るのだ。(例えばこちらの売値だったり、それを遥かに超えていたり)


肝心なのは、これがやっとスタートラインに立ったという事だ。


ここで、こちらも
軽く笑ったり、少し困った顔をしたりして、
最初提示した値段を上乗せして提示してみる。


するとあっちは、提示して来たあり得ない値段を少し落として提示してくる。


『500B!』

『2,000B!』

『700B!』

『1,800B!』


みたいな感じだ。


本当に良い人なら、こういう場合、大抵は1.000Bくらいで決着が着く。
そして、その値段で決着が着く事を、お互いにもわかっている節がある。



しかし、良い人や常識的な人ばかりではない。

やはり、限りなくアウトな罵声や怒号を飛ばす人もいる。



そんな人に限って、本当に買いたいと思うような高級品を持って来たりするから悩み物だ 笑


だから、こちらも利益を削ってでもなるべく買えるように、努めるのだ。



そしてやっと、さっきまで罵声に怒号を飛ばしていた人間が『ニヤッ』と笑って舌を出すのだ。



そう。初めに書いた通り、全ては演技なのだ。



どんなに叫んでいようと、どんなに嫌な気分にしてこようと、それは本心ではない。

1Bでも高く売る為の、彼等の努力なのだ 汗


真似は出来ないが(しようとも思わないが)、その商売根性は見習う部分もある。


しかし、どんなにわかっていても、心に来る時は山程ある。
その度に私は、心を無にするのだ。


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